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中有
ふりがな文庫
“中有”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちゅうう
63.6%
ちゆうう
18.2%
ちう
9.1%
ちうう
4.5%
はした
4.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゅうう
(逆引き)
いずれにしても明日の事は判らない。判らぬ事には覚悟のしようもなく策の立てようも無い。厭でも
中有
(
ちゅうう
)
につられて不安状態におらねばならぬ。
水害雑録
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
中有(ちゅうう)の例文をもっと
(14作品)
見る
ちゆうう
(逆引き)
ぢつとどつか
中有
(
ちゆうう
)
を見てゐるのが癖であつた、それでもその
傲慢
(
がうまん
)
なのさへもある時期には客に魅力であつたらしかつた、しかし、そんな時期はもうすぎ去つてゐた
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
中有(ちゆうう)の例文をもっと
(4作品)
見る
ちう
(逆引き)
呀
(
あ
)
ツと思はず聲を出した時、かの聲無き葬列は
礑
(
はた
)
と進行を止めて居た、そして棺を擔いだ二人の前の方の男は左の足を
中有
(
ちう
)
に浮して居た。其
爪端
(
つまさき
)
の處に、彼の穢い女乞食が
摚
(
どう
)
と許り倒れて居た。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
中有(ちう)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ちうう
(逆引き)
しかしその
美
(
うつく
)
しい
妻
(
つま
)
は、
現在
(
げんざい
)
縛
(
しば
)
られたおれを
前
(
まへ
)
に、
何
(
なん
)
と
盜人
(
ぬすびと
)
に
返事
(
へんじ
)
をしたか? おれは
中有
(
ちうう
)
に
迷
(
まよ
)
つてゐても、
妻
(
つま
)
の
返事
(
へんじ
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
す
毎
(
ごと
)
に、
嗔恚
(
しんい
)
に
燃
(
も
)
えなかつたためしはない。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
中有(ちうう)の例文をもっと
(1作品)
見る
はした
(逆引き)
ただ眼が早く
覚
(
さ
)
め過ぎて、
中有
(
はした
)
に延びた命の断片を、運動で
埋
(
う
)
めるつもりで歩くのだから、それほどの興味は空にも地にも
乃至
(
ないし
)
町にも見出す事ができなかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
中有(はした)の例文をもっと
(1作品)
見る
“中有(
中陰
)”の解説
中陰(ちゅういん、sa: antarā-bhava, 蔵: bar do)あるいは中有(ちゅうう)は、仏教において有情が生と死を繰り返し流転する過程を四有(4種の生存)に分けるうちで、前世の死の瞬間(死有(しう))から次の世に生を受ける刹那(生有(しょうう))までの時期における幽体とでもいうべきもの。または、そのような状態である期間。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“中有”の関連語
初七日
七七日
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
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有中
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阿部次郎
武田麟太郎
二葉亭四迷
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有島武郎
神西清
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