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中有
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ちゆうう
ふりがな文庫
“
中有
(
ちゆうう
)” の例文
ぢつとどつか
中有
(
ちゆうう
)
を見てゐるのが癖であつた、それでもその
傲慢
(
がうまん
)
なのさへもある時期には客に魅力であつたらしかつた、しかし、そんな時期はもうすぎ去つてゐた
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
此
中有
(
ちゆうう
)
に迷ふ生活から逃れて寧ろ彼の癩病やみになりたいと思ひながら僕は重い心を抱いて山を下つた。三年後の今日もまだ僕は眞正に求むる者の幸福を知らずにゐる。
三太郎の日記 第一
(旧字旧仮名)
/
阿部次郎
(著)
「早く念仏をお唱へなさらなくつちや。さもないと
中有
(
ちゆうう
)
でお迷ひになるかも判らないから。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
足だけが
中有
(
ちゆうう
)
に浮いて居るやうであつた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
“中有(
中陰
)”の解説
中陰(ちゅういん、sa: antarā-bhava, 蔵: bar do)あるいは中有(ちゅうう)は、仏教において有情が生と死を繰り返し流転する過程を四有(4種の生存)に分けるうちで、前世の死の瞬間(死有(しう))から次の世に生を受ける刹那(生有(しょうう))までの時期における幽体とでもいうべきもの。または、そのような状態である期間。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風