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嗔恚
ふりがな文庫
“嗔恚”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しんい
57.1%
しんに
42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんい
(逆引き)
しかしその
美
(
うつく
)
しい
妻
(
つま
)
は、
現在
(
げんざい
)
縛
(
しば
)
られたおれを
前
(
まへ
)
に、
何
(
なん
)
と
盜人
(
ぬすびと
)
に
返事
(
へんじ
)
をしたか? おれは
中有
(
ちうう
)
に
迷
(
まよ
)
つてゐても、
妻
(
つま
)
の
返事
(
へんじ
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
す
毎
(
ごと
)
に、
嗔恚
(
しんい
)
に
燃
(
も
)
えなかつたためしはない。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
人間はそこに罪深くも思想として迷妄世界を建立する。
嗔恚
(
しんい
)
と悔恨とが
苛責
(
かしゃく
)
の
牙
(
きば
)
を噛む。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
嗔恚(しんい)の例文をもっと
(4作品)
見る
しんに
(逆引き)
財宝あれば人がこれを奪い取ろうとする、取られまいとすれば
嗔恚
(
しんに
)
がたちまちに起こる。所有の権利を説き奪掠の不義を論じて、ついには闘争合戦に及ぶのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
平和
(
へいわ
)
を
亂
(
みだ
)
す
暴人
(
ばうじん
)
ども、
同胞
(
どうばう
)
の
血
(
ち
)
を
以
(
もっ
)
て
刃金
(
はがね
)
を
穢
(
けが
)
す
不埓奴
(
ふらちやつ
)
……
聽
(
き
)
きをらぬな?……やア/\、
汝等
(
おのれら
)
、
邪
(
よこし
)
まなる
嗔恚
(
しんに
)
の
炎
(
ほのほ
)
を
己
(
おの
)
が
血管
(
けっくわん
)
より
流
(
なが
)
れ
出
(
いづ
)
る
紫
(
むらさき
)
の
泉
(
いづみ
)
を
以
(
もっ
)
て
消
(
け
)
さうと
試
(
こゝろ
)
むる
獸類
(
けだもの
)
ども
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
嗔恚(しんに)の例文をもっと
(3作品)
見る
嗔
漢検1級
部首:⼝
13画
恚
漢検1級
部首:⼼
10画
“嗔”で始まる語句
嗔
嗔咽
嗔火
検索の候補
大嗔恚
“嗔恚”のふりがなが多い著者
ウィリアム・シェークスピア
南方熊楠
蒲原有明
和辻哲郎
芥川竜之介