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刃金
ふりがな文庫
“刃金”の読み方と例文
読み方
割合
はがね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はがね
(逆引き)
ぴゅっん——と細い
刃金
(
はがね
)
でも唸るように刀が鳴った。馬之助の首はわずかに胴へ皮を余して、でんと、廊下へぶっ仆れた。
夏虫行燈
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
清きうしほに
漬
(
ひた
)
りつつ、
首
(
かうべ
)
をあげてまさに日の出でむとする方に向へば、
刃金
(
はがね
)
、
雷
(
いかづち
)
の連亙起伏する火山脈の極るところ
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
事と品とによれば
刃金
(
はがね
)
と
鍔
(
つば
)
とが
挨拶
(
あいさつ
)
を仕合ふばかりです、といふ者が多かつたのだらう、とう/\天慶二年十一月廿一日常陸の国へ相馬小次郎
郎党
(
らうだう
)
を
率
(
ひき
)
ゐて押出した。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
刃金(はがね)の例文をもっと
(15作品)
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“刃金”の解説
刃金(はがね)は、刃物の刃先に用いる金属のこと。かつては刃金もしくは釼の一字で、鋼と同じように使われていた。
刃物の刃先は、鋭角になればなるほど切れ味が良くなる。しかし、鋭角になればなるほど、切断方向以外の外力に対し脆くなる。そのため古来、刃物の刃先となる材質には、強靭な性質を有するものが選定された。その中で多用されたのが鋼である。鋼は鉄合金であると再定義がなされ、それが1980年代以降定着したので、刃物鋼という鋼材が再定義された。刃物鋼で有名なものには安来鋼などがある。
(出典:Wikipedia)
刃
常用漢字
中学
部首:⼑
3画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
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