“刃金”の読み方と例文
読み方割合
はがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぴゅっん——と細い刃金はがねでも唸るように刀が鳴った。馬之助の首はわずかに胴へ皮を余して、でんと、廊下へぶっ仆れた。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清きうしほにひたりつつ、かうべをあげてまさに日の出でむとする方に向へば、刃金はがねいかづちの連亙起伏する火山脈の極るところ
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
事と品とによれば刃金はがねつばとが挨拶あいさつを仕合ふばかりです、といふ者が多かつたのだらう、とう/\天慶二年十一月廿一日常陸の国へ相馬小次郎郎党らうだうひきゐて押出した。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)