“郎党”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうとう45.5%
ろうどう27.3%
らうだう18.2%
わかもの9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼が蛇を恐れる如く、彼が郎党ろうとうの犬のデカも獰猛どうもうな武者振をしながら頗る蛇を恐れる。蛇を見ると無闇むやみえるが、中々傍へは寄らぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そして、りだされてきた里人や郎党ろうどうは、多くの小船に乗りわかれて、湖水の底へ鈎綱かぎづなをおろしながら、あちらこちらとぎまわった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事と品とによれば刃金はがねつばとが挨拶あいさつを仕合ふばかりです、といふ者が多かつたのだらう、とう/\天慶二年十一月廿一日常陸の国へ相馬小次郎郎党らうだうひきゐて押出した。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さうすれば、幾らか怖くございませんから。そして郎党わかものたちを戸口の前にやすませておいて下さいまし。