“鈎綱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぎづな50.0%
かぎつな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、りだされてきた里人や郎党ろうどうは、多くの小船に乗りわかれて、湖水の底へ鈎綱かぎづなをおろしながら、あちらこちらとぎまわった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あッ」というまに鈎綱かぎづなにひっかけられて、ゆらゆらと波の上へつるしあげられた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舟の中に、クルクル舞いしていた男ふたり、ひとりがつかんだ鈎綱かぎつなを、ヤッと一ツの岩へ投げかけた。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)