“鈎棒”の読み方と例文
読み方割合
かぎぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとばかり、四方から馳け現れた伏兵は、坑の周りに立ち争って、許褚の体を目がけて、熊手や鈎棒かぎぼうなどを滅茶苦茶に突っこんだ。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とたんに、彼の上へ、棍棒こんぼう鈎棒かぎぼう鳶口とびぐち刺叉さすまた、あらゆる得物えものの乱打が降った。そして、しし亡骸むくろでもかつぐように、部落の内の籾干場もみほしばへかつぎ入れ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
部屋は三十畳も敷ける広さで、藺莚いむしろが敷いてあり、大刀どす、手槍、鈎棒かぎぼうなどが、手を伸ばす所にいくらでも備えてある。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)