“獸類”のいろいろな読み方と例文
新字:獣類
読み方割合
じゆうるい25.0%
けもの12.5%
けだもの12.5%
じうるい12.5%
じうるゐ12.5%
じゆうるゐ12.5%
ぢうるい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土偶どぐうほかくまだとかさるだとかの獸類じゆうるいをつくつたものもまれにはることがありますが、これは玩具がんぐえて、よくそのかたちがそれらの動物どうぶつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
獸類けもののごとくに悲しまむ。
氷島 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
をとこらしうもをなごらしうもえて、獸類けだものらしうもゆるともない振舞ふるまひ! はてさて、あきてた。誓文せいもんわし今少もすこ立派りっぱ氣質きだてぢゃとおもうてゐたに。
貝塚の中よりは用に堪えざる土噐の破片出で、又折れ碎けたる石噐出づ。獸類じうるい遺骨いこつ四肢ししところことにし二枚貝は百中の九十九迄はなれたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
鳥類ならば一發の石鏃の爲にたほるることも有るべけれど、鹿しかししの如き獸類じうるゐは中々彼樣の法にて死すべきにあらず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
笴は細き竹或はよしを以て作り、弓は木或はふとき竹を以て作りしならん。げんの原料は植物の皮或は獸類じゆうるゐの皮を細くりしものなりし事勿論もつろんなれど、余は此絃にはりをけ有りしならんと考ふ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
コロボックルは如何いかにして之をふせぎしか。余は彼等はエスキモーが爲す如く、もりに長きひもを付け其はし獸類ぢうるい膀胱抔ばうくわうなどにて作りたるふくろくくけ置きしならんと考ふるなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)