近代の抒情詩、概ね皆感覺に偏重し、イマヂズムに走り、或は理智の意匠的構成に耽つて、詩的情熱の單一な原質的表現を忘れて居る。却つてこの種の詩は、今日の批判で素朴的なものに考へられ、詩の原始形態の部に範疇づけられて居る。しかしながら思ふに、多彩 …
著者 | 萩原朔太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 漂泊者の歌「改造 第十三卷第六號」1931(昭和6)年6月号
遊園地《るなぱあく》にて「若草 第七卷第七號」1931(昭和6)年7月号
乃木坂倶樂部「詩・現 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約16分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約27分(300文字/分) |