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嗔恚
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しんに
ふりがな文庫
“
嗔恚
(
しんに
)” の例文
財宝あれば人がこれを奪い取ろうとする、取られまいとすれば
嗔恚
(
しんに
)
がたちまちに起こる。所有の権利を説き奪掠の不義を論じて、ついには闘争合戦に及ぶのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
平和
(
へいわ
)
を
亂
(
みだ
)
す
暴人
(
ばうじん
)
ども、
同胞
(
どうばう
)
の
血
(
ち
)
を
以
(
もっ
)
て
刃金
(
はがね
)
を
穢
(
けが
)
す
不埓奴
(
ふらちやつ
)
……
聽
(
き
)
きをらぬな?……やア/\、
汝等
(
おのれら
)
、
邪
(
よこし
)
まなる
嗔恚
(
しんに
)
の
炎
(
ほのほ
)
を
己
(
おの
)
が
血管
(
けっくわん
)
より
流
(
なが
)
れ
出
(
いづ
)
る
紫
(
むらさき
)
の
泉
(
いづみ
)
を
以
(
もっ
)
て
消
(
け
)
さうと
試
(
こゝろ
)
むる
獸類
(
けだもの
)
ども
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
その前に三動物を画き、
鴿
(
はと
)
は多貪染、蛇は多
嗔恚
(
しんに
)
、豕は多愚痴を表わす。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
嗔
漢検1級
部首:⼝
13画
恚
漢検1級
部首:⼼
10画
“嗔”で始まる語句
嗔
嗔咽
嗔火