“ちゅうう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中有82.4%
宙宇11.8%
宙有5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ、「虚空」が天上の音であって「虚霊」が中有ちゅううの音、「鈴慕」に至って、はじめて人間じんかんの音である——ということは前に述べたこともある。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
少なくとも、この二つの幽霊は、白骨の温泉の宙宇ちゅううにさまようて浮べないでいる。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
が、彼はくうつかんだのである。その幼児がいつも宙有ちゅううに浮いてゐた。神話のやうに奇妙な光景だつた。色せた幼児がいつも明子のまぶたに斜めの空間に浮いてゐた。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)