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上卿
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しょうけい
ふりがな文庫
“
上卿
(
しょうけい
)” の例文
或る時、霊公が
朝
(
ちょう
)
にいて、
上卿
(
しょうけい
)
の
孔寧
(
こうねい
)
と
儀行父
(
ぎこうほ
)
とに戯れ、チラリと其の
衵服
(
はだぎ
)
を見せた。
媚
(
なま
)
めかしい女ものの肌着である。二人はギョッとした。
妖氛録
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
いまや将門謀叛の沙汰は、確定的なものとされて、あとはただ、東国の大謀叛人を、どうして討ち平げるかが、朝議の重大問題として、
上卿
(
しょうけい
)
たちの悩みであったに過ぎなかった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上卿
(
しょうけい
)
には徳大寺の左大将
実定卿
(
じっていのきょう
)
、
土御門宰相
(
つちみかどのさいしょうの
)
中将
通親卿
(
とうしんのきょう
)
、
奉行弁
(
ぶぎょうのべん
)
には、
前左少弁行隆
(
さきのさしょうべんゆきたか
)
が任ぜられ、役人多数引きつれて土地の検分を行ない、和田の松原の西の野を九条まで区割りしたところ
現代語訳 平家物語:05 第五巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
それを
輔
(
たす
)
ける・しかつめらしい
老獪
(
ろうかい
)
な
上卿
(
しょうけい
)
・
孔叔圉
(
こうしゅくぎょ
)
(自分の姉の夫に当る爺さんだが)の下で、
蒯聵
(
かいがい
)
などという名前は昔からてんで聞いたこともなかったような顔をして楽しげに働いている。
盈虚
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“上卿”の意味
《名詞》
平安時代以降、朝廷の諸行事や会議において長とした選ばれた公卿。
記録所の長官。
公卿。
(出典:Wiktionary)
“上卿”の解説
上卿(しょうけい、じょうけい)は、平安時代以降の朝廷において、公卿が関わる組織や儀式・政務・公事などの各種行事における役目の中の筆頭の者を指す。転じて、上卿になれる資格を持った者すなわち、公卿そのものを指す別称として用いられた例もある。上(しょう)の一字で表されることもある。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
卿
漢検準1級
部首:⼙
12画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟