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印鑑
まず、忠義堂の内の、文書課では、
蕭譲が主任にあげられ、そのしたに賞罰係の
裴宣、
印鑑信書の部に
金大堅。——また勘定方に
蒋敬がおかれている。
「おかえりなさいまし」お
内儀のお
妻は、夫の手から、
印鑑や
書付の入った小さい
折鞄をうけとると、
仏壇の前へ載せ、それから
着換えの羽織を
衣桁から取って
長造は、何も知らぬお妻が、奥から
印鑑をもって来るのを見ると、グッと唇を噛んで
堪えた。
“印鑑”の意味
《名詞》
印鑑(いんかん)
江戸期において、手形等の印影が一致することの照合の基準として配布した印影の見本。
印章が一致することの照合の基準として、官公庁や銀行に予め差し出してある印影又はその印影を含む文書。
(俗用)印、印章、印判、判子。
(出典:Wiktionary)