“捺印”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なついん95.2%
おしいん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の実印は御送り致しませんが、もし私の名義となっているものがありましたらその名義変更のためには何時いつでも捺印なついん致します。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
こう云う事を防ぐためには証明書が幾枚もいるような、面倒な手続を必要とするらしいのです。何をするにも日本では署名と捺印なついんが必要です。
亜米利加の思出 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
私の過去くわこの罪科の跡を彼の心からり消さうと切に願つてゐたのに、そのかたい表面に、私は更に新しい、そしてもつとずつと深い捺印おしいんを押してしまつた。私はそれをきつけてしまつたのだ。