“認印”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みとめいん50.0%
みとめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とよ長吉ちやうきちが久しい以前からしば/\学校を休むめに自分の認印みとめいんぬすんで届書とゞけしよ偽造ぎざうしてゐた事をば、暗黒な運命の前兆ぜんてうであるごとく、声までひそめて長々しく物語る………
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
次の「四百二十三号……四」の分を記入して、一々「若林」という認印みとめいんしてしまいました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
朝飯を済まして、書留だったらこれを出せと云って子供に認印みとめを預けて置いて、貸家捜しに出かけようとしている処へ、三百が、格子外から声かけた。
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
「お愛さん、貴方はもう御帰りなさい。保証人の方へ廻って、認印みとめを貰って行ったら可いでしょう」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)