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認印
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みとめ
ふりがな文庫
“
認印
(
みとめ
)” の例文
朝飯を済まして、書留だったらこれを出せと云って子供に
認印
(
みとめ
)
を預けて置いて、貸家捜しに出かけようとしている処へ、三百が、格子外から声かけた。
子をつれて
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
「お愛さん、貴方はもう御帰りなさい。保証人の方へ廻って、
認印
(
みとめ
)
を貰って行ったら可いでしょう」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
春のお
魚
(
さかな
)
は
鰆
(
さわら
)
、ひらめ、などと、ノートさせられて「今日午後六時の汽車にて帰す」と浜子が書き添え、
認印
(
みとめ
)
を押してよこした年少のころ、浜子の
母人
(
ははびと
)
はホクホクして
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
……左の薬指に「
槻田
(
つきだ
)
」と彫った
巨大
(
おおき
)
な
認印
(
みとめ
)
つきの
指環
(
ゆびわ
)
一個……。
涙のアリバイ:――手先表情映画――
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
丑松は一々
内部
(
なか
)
を好く改めて見て、蔵書の印がはりに
捺
(
お
)
して置いた自分の
認印
(
みとめ
)
を消して了つた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
やがて自分の宿処と姓名とを
先方
(
さき
)
の帳面へ
認
(
したゝ
)
めてやつて、五十五銭を受取つた。念の為、蓮太郎の著したものだけを開けて見て、消して持つて来た瀬川といふ
認印
(
みとめ
)
のところを確めた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“認印”の意味
《名詞》
実印以外に個人で所持している印。
(出典:Wiktionary)
認
常用漢字
小6
部首:⾔
14画
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
“認”で始まる語句
認
認識
認可
認知
認候
認容
認置
認証
認知証
認識標