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母人
読み方 | 割合 |
ははびと | 75.0% |
かさま | 12.5% |
はゝびと | 12.5% |
が、
折角の
依みとあって
見れば
何とか
便宜を
図って
上げずばなるまい。
兎も
角も
母人を
瀑壺のところへ
連れてまいるがよかろう……。
孫の
顔を見玉はゞさぞかしよろこび給ふらん。さればに候、
父翁はいつぞや
来られしが
母人はいまだ
赤子を見給はざるゆゑことさらの
喜悦ならん。
遅ならば
一宿てもよからんか、
郎も
宿給へ。
兄彦三郎は押止め今兩人江戸へ赴く時は
母人甚淋しく思され猶も
苦勞を
増給はんにより其方は母樣の
傍に止りて
慰め
進らせよと
漸々宥め
賺し正月廿一日いまだ
幼弱の身を