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母人
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ははびと
ふりがな文庫
“
母人
(
ははびと
)” の例文
が、
折角
(
せっかく
)
の
依
(
たの
)
みとあって
見
(
み
)
れば
何
(
なん
)
とか
便宜
(
べんぎ
)
を
図
(
はか
)
って
上
(
あ
)
げずばなるまい。
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
母人
(
ははびと
)
を
瀑壺
(
たきつぼ
)
のところへ
連
(
つ
)
れてまいるがよかろう……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
喪
(
も
)
の間は火の
気
(
け
)
を
絶
(
た
)
やすことを
忌
(
い
)
むがところの
風
(
ふう
)
なれば、祖母と母との二人のみは、大なる
囲炉裡
(
いろり
)
の
両側
(
りょうがわ
)
に
坐
(
すわ
)
り、
母人
(
ははびと
)
は
旁
(
かたわら
)
に
炭籠
(
すみかご
)
を置き、おりおり炭を
継
(
つ
)
ぎてありしに
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
春のお
魚
(
さかな
)
は
鰆
(
さわら
)
、ひらめ、などと、ノートさせられて「今日午後六時の汽車にて帰す」と浜子が書き添え、
認印
(
みとめ
)
を押してよこした年少のころ、浜子の
母人
(
ははびと
)
はホクホクして
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
後に歳を
老
(
と
)
られてからの写真を新聞などで見ても、やはり、その時の
悌
(
おもかげ
)
がよく残っておって、
母人
(
ははびと
)
よりも丸い方に私は思ったことだが……それはとにかく、三枝未亡人は
幕末維新懐古談:51 大隈綾子刀自の思い出
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
なれども二人の
母人
(
ははびと
)
ぢや。その妹の子はこの春死んでおぢやつたのぢや。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
▼ もっと見る
それで
汝
(
そち
)
の
母人
(
ははびと
)
は、
今日
(
きょう
)
爰
(
ここ
)
へ
来
(
き
)
た
序
(
ついで
)
に
俺
(
わし
)
の
本体
(
ほんたい
)
を
見物
(
けんぶつ
)
して、それを
土産
(
みやげ
)
に
持
(
も
)
って
帰
(
かえ
)
りたいということのようであるが、これは
少々
(
しょうしょう
)
困
(
こま
)
った
註文
(
ちゅうもん
)
じゃ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そう思う
母人
(
ははびと
)
の生れ育った時代は、幕末、明治と進歩進取の世に生れあわせていた。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
汝
(
そち
)
の
母人
(
ははびと
)
も
近頃
(
ちかごろ
)
は
漸
(
ようや
)
く
修行
(
しゅぎょう
)
が
積
(
つ
)
んで、
外出
(
そとで
)
も
自由
(
じゆう
)
にできるようになったので、
是非
(
ぜひ
)
一
度
(
ど
)
汝
(
そち
)
に
逢
(
あ
)
わそうかと
思
(
おも
)
っている。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“母”で始まる語句
母
母屋
母親
母子
母様
母娘
母家
母衣
母樣
母者人