捷逕しょうけい)” の例文
果てはただ一立身の捷逕しょうけいとして、死すとも去らじと思える参謀本部の位置まで、一言半句の挨拶あいさつもなくはぎとられて、このごろまで牛馬うしうま同様に思いし師団の一士官とならんとは。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)