“捷業”の読み方と例文
読み方割合
はやわざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そばにいる半七を力まかせに突き退けて、小柳はつばめのように身をひるがえして駈け出した。さすがは軽業師だけにその捷業はやわざは眼にも止まらない程であった。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
眼にも止まらない捷業はやわざに、こっちは少しく不意を撃たれたが、もう一人の手先は猶予なしに飛び込んで、刃物を持ったその手を抱え込もうとすると、これも忽ち振り飛ばされた。
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)