“捷径”のいろいろな読み方と例文
旧字:捷徑
読み方割合
しょうけい47.5%
ちかみち42.5%
はやみち7.5%
せふけい2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに反して鰐博士は、むしろ子宮や乳房ちぶさの自然退化を促進する方を捷径しょうけいと見て、既に三十年をその研究についやして来た権威者である。
わが心の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
不気味にすごい、魔の小路だというのに、おんなが一人で、湯帰りの捷径ちかみちあやしんでは不可いけない。……実はこの小母さんだから通ったのである。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どんなに彼が風変りであるか、それを知るには、彼が私によく聞かせる夢の話を御紹介するのが捷径はやみちであろう。
不思議なる空間断層 (新字新仮名) / 海野十三(著)
而も人生の真相は半ば此夢中にあつて隠約たるものなり、此自己の真相を発揮するは即ち名誉を得るの捷径せふけいにして、此捷径に従ふは卑怯ひけふなる人類にとりて無上の難関なり
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)