“はやみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
早道40.0%
捷径30.0%
早計20.0%
早途10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私共わたしども石器時代せつきじだい遺蹟いせきさがすには、石器せつきをつけるよりも、田圃たんぼなからばつてゐる土器どき破片はへんつけることが一番いちばん早道はやみちだとおもはれるくらゐであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのためには、今の時代では何といっても兵法に優れることが出世の捷径はやみちである。幸いにも、この時代に自分は剣にかけては天稟てんぴんの質をもって生れて来た——と、こう彼は考えている。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しかし親分、ここは一つ手を借りてあの稚児ちごどんを引っくくったほうが早計はやみちでがしょう」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
自然の技巧のづばぬけて偉大に、多種多様なのを味ははうとするには、何よりも人間の顔を見るのが早途はやみちである。