“早計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうけい44.4%
はやみち22.2%
さうけい11.1%
はやま11.1%
はやまり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれは早計そうけいだ。これには立派な申訳がある。お父さんは新聞記者でも手紙となると大の筆無精で、容易に書かない。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
が、藤吉に用のある人は角の海老床へ行って「親分え?」と顔を出す方がはるかに早計はやみちであった。
想ふにあなたは我我われわれ同国人について少し早計さうけいに判断なさいましたやうです。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「うん。そう言やそうだの。こりゃあ俺が早計はやまったか。」
つぶし果して大事の露顯なす上は是非に及ず皆々切腹せつぷくなさんといふ山内また云やう未だ二度に切拔きりぬける事も有べし早計はやまり玉ふな明日大膳殿には先驅さきどもなれば某しが警戒いましむべき事あり其は越前守の役宅やくたくにて必ず無禮ぶれい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)