“太早計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいさうけい50.0%
たいそうけい25.0%
だいそうけい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し通途つうづの説を以て動すべからざるものとなして、たゞちに伊沢氏の伝ふる所を排し去つたなら、それは太早計たいさうけいではなからうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これ程の力を体の内に持っていながら、何も夜昼下らない事を考えて気持ちを悪くしている事はないじゃないか。なんだ。今から機嫌を悪くしているのは太早計たいそうけいだ。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
自分は太早計だいそうけいにもここを上州の尾瀬平と思い込んだが、それにしても只見川をえたはずがない、小一時間もうろついてようよう見当が附いた
平ヶ岳登攀記 (新字新仮名) / 高頭仁兵衛(著)