“大早計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいさつけい50.0%
だいさうけい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢口かんこうの松村領事が居留民を引上させたのは大早計たいさつけいであつたと云ふ批難が上海シヤンハイでは行はれて居る。松村君が自分の夫人だけをとゞめて置くについての岡焼をかやきばかりでは無いらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
若しあの話を聞かずに結婚したら、その後どうなつたゞらうと考へて見ると、その想像が意外にも自分の遁世を大早計だいさうけいであつたかの如く思はせるのである。