“役宅”の読み方と例文
読み方割合
やくたく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駕籠の先へ推立おしたて長棒ながぼうの駕籠にろく尺八人侍ひ六人跡箱あとばこ二ツ引馬一疋長柄草履取合羽等にて數寄屋橋内町奉行の役宅やくたくへ來り門前にて駕籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さて、……町奉行まちぶぎょう白洲しらすを立てて驚いた。召捕めしとつた屑屋を送るには、槍、鉄砲で列をなしたが、奉行役宅やくたく突放つっぱなすとひきがえるほどの働きもない男だ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
天満橋筋てんまばしすぢ長柄町ながらまちを東につて、かどから二軒目の南側で、所謂いはゆる四軒屋敷の中に、東組与力大塩格之助おほしほかくのすけ役宅やくたくがある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)