“罵声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばせい91.3%
ののしり4.3%
ののしりごえ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
罵声ばせいが子路に向って飛び、無数の石や棒が子路の身体からだに当った。敵のほこ尖端さきほおかすめた。えい(冠のひも)がれて、冠が落ちかかる。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
嘲笑あざけり罵声ののしり憎悪にくしみの声の中に、縦横に上下に走る稲妻! それかのように十数本の白刃が、主税の周囲まわりで閃いた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、奥から例によって家附娘いえつきむすめのマス子夫人のヒステリックな罵声ののしりごえが聞えた。
空気男 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)