“ばせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
罵声91.3%
葉生4.3%
馬背4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という罵声ばせいを浴びたくない。そして必然、血けむりの中へ、常の人間性はかなぐり捨てられ、ただ自国と武門の名あるのみになる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、その小説のしまひを読んだら、「わか葉生ばせい訳」と書いてあつた。もう少し先をあけて見ると、今度は写真版が沢山たくさん出て来た。みんな森先生の書画だつた。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
私達は十町ほど上って見たが、この山道と熔岩流の間に雑木の生茂った谷があり熔岩流はずっと堆高うずたか馬背ばせいなりに流れているので、私達の視界にはこの熔岩流の高いへりだけほか見えないのである。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)