“僅々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんきん89.1%
きん/\8.7%
やう/\2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今ここに吾々が僅々きんきん百部内外の古書、『日本紀』とか『古事記』とかの古い書物を持たぬとすると、千年以前の日本人の生活の中で
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あなたこちらですと楼婢じょちゅうに案内されて二階へあがれば、なるほど、三時は今途中で聞いたのに、来会者は僅々きん/\三四十人に過ぎない。
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
斯様こんな警部など相手にしても仕方が無い、うしなければ警察官も免職になるのだから、いつそ気の毒ぢやないかツてんで、僅々やう/\収まつたが、——一体政府の奴等、吾達おれたちを何と思つて居やがるんだ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)