“嫉視”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しっし95.2%
そねみ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ難点はあまりにここは理想的でありすぎた。もしこういう場所を占有したなら、周囲から集る羨望せんぼう嫉視しっししずまる時機がないのである。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
同族の嫉視しっし陰謀がいかに悲しむべき流血の惨事を招いたか、上宮太子の信仰はその切なる体験に発したものであることはすでに述べた。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
さうでなくてさへ、この二三年江戸の捕物は錢形平次一人手柄で、宜い加減御用聞仲間の嫉視そねみを買ひ、面と向つてイヤな事を言ふ者さへあつたのです。
そうでなくてさえ、この二三年江戸の捕物は銭形平次一人手柄で、いい加減御用聞仲間の嫉視そねみを買い、面と向ってイヤな事を言う者さえあったのです。