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縺毛
ふりがな文庫
“縺毛”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
もつれげ
75.0%
ほつれげ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつれげ
(逆引き)
縺毛
(
もつれげ
)
一条
(
ひとすじ
)
もない黒髪は、取って
捌
(
さば
)
いたかと思うばかり、
痩
(
やせ
)
ぎすな、透通るような頬を包んで、
正面
(
まとも
)
に顔を合せた、襟はさぞ、雪なす
咽喉
(
のど
)
が細かった。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女の涼しい目は眠られないふた晩に醜く
脹
(
は
)
れ
上
(
あ
)
がり、かわいい
靨
(
えくぼ
)
の宿った
豊頬
(
ほうきょう
)
はげっそりと
痩
(
や
)
せて、耳の上から崩れ落ちたひと握りの
縺毛
(
もつれげ
)
が、その
尖
(
とが
)
り
出
(
で
)
た
頬骨
(
ほおぼね
)
にはらりとかかっていた。
五階の窓:04 合作の四
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
縺毛(もつれげ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ほつれげ
(逆引き)
年よりは地味造りで
縺毛
(
ほつれげ
)
一筋ない、つやつやした髷に結って、薄紫の地に銀糸の縫をした半襟、葡萄の肌を思わせるようなすべすべした
金紗
(
きんしゃ
)
の羽織、帯や着物など
委
(
くわ
)
しい事は私に分らないけれども
愛の為めに
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
縺毛(ほつれげ)の例文をもっと
(1作品)
見る
縺
漢検1級
部首:⽷
17画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“縺”で始まる語句
縺
“縺毛”のふりがなが多い著者
甲賀三郎
泉鏡花