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縺毛
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もつれげ
ふりがな文庫
“
縺毛
(
もつれげ
)” の例文
縺毛
(
もつれげ
)
一条
(
ひとすじ
)
もない黒髪は、取って
捌
(
さば
)
いたかと思うばかり、
痩
(
やせ
)
ぎすな、透通るような頬を包んで、
正面
(
まとも
)
に顔を合せた、襟はさぞ、雪なす
咽喉
(
のど
)
が細かった。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼女の涼しい目は眠られないふた晩に醜く
脹
(
は
)
れ
上
(
あ
)
がり、かわいい
靨
(
えくぼ
)
の宿った
豊頬
(
ほうきょう
)
はげっそりと
痩
(
や
)
せて、耳の上から崩れ落ちたひと握りの
縺毛
(
もつれげ
)
が、その
尖
(
とが
)
り
出
(
で
)
た
頬骨
(
ほおぼね
)
にはらりとかかっていた。
五階の窓:04 合作の四
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
縺毛
(
もつれげ
)
がはらはらとかかって
島田髷
(
しまだ
)
が見えた。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
縺
漢検1級
部首:⽷
17画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“縺”で始まる語句
縺