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ヒトモトスヽキ
ふりがな文庫
“ヒトモトスヽキ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一本薄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本薄
(逆引き)
地上に立てた所謂
一本薄
(
ヒトモトスヽキ
)
(郷土研究二の四)、さては川戸のさゝら荻にも、
榊葉
(
サカキバ
)
にも、
木綿
(
ユフ
)
しでにも、
樒
(
シキミ
)
の一つ花(一本花とも)の類にも惹かれよつたであらうが
髯籠の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ともかくも、同じく禾本科植物の穂あるものを
芒
(
スヽキ
)
と謂ふ事が出来るにしても、其は川村杳樹氏の所謂
一本薄
(
ヒトモトスヽキ
)
の例から説明すべきもので、祖母の言の如き、簡単なる語原説は認め難い。
稲むらの蔭にて
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
……群鳥の わが群れ
行
(
イ
)
なば 引け鳥の 我が牽け
行
(
イ
)
なば、哭かじとは 汝は云ふとも、
山門
(
ヤマト
)
の
一本薄
(
ヒトモトスヽキ
)
頸
(
ウナ
)
傾
(
カブ
)
し 汝が哭かさまく、朝雨の さ霧に
彷彿
(
タタ
)
むぞ。……(八千矛神——記)
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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