“幾千萬”のいろいろな読み方と例文
新字:幾千万
読み方割合
いくせんまん75.0%
いくちよろづ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、ひと途端とたんに、ぱちぱちまめおとがして、ばら/\と飛着とびついた、棕櫚しゆろあかいのは、幾千萬いくせんまんともかずれないのみ集團かたまりであつたのです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
先刻さつき、もしも、二階にかい欄干らんかんで、おもひがけずいたたゞ一匹いつぴきがないとすると、わたし幾千萬いくせんまんともすうれない赤蜻蛉あかとんぼのすべてを、全體ぜんたいを、まるでらないでしまつたであらう。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
幾千萬いくちよろづの不可思議にして壯烈なる
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)