“たいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タイカ
語句割合
大家36.6%
大厦22.0%
大廈19.5%
大河4.9%
大過4.9%
大夏2.4%
大火2.4%
大化1.2%
大瑕1.2%
大花1.2%
(他:3)3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヌエは三ぱうの壁に書棚を掛けて、其れをクラシツクと現代大家たいかの作と自分と同じ程の青年作家の物とに区別して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
僕はこの人の詩を読まないが散文詩ばかりを書いて近年巴里パリイの若い詩人の人気を一身に集めて居る大家たいかだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
かかる士魂を多く擁しながら、遂に、大厦たいかの崩壊を坐視のほかなきていにあった勝家の、家長としての自責はけだしどのようであったろう。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
考えれば、寝ても立ってもおられぬときだのに、大厦たいかを支える一木が小説のことをいうのである。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
しかし、大廈たいかの崩れるように四方から押し寄せた数万の群衆は、たちまち格闘する人の群れを押し流した。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「吉岡家もすたったなあ。やはり清十郎様、伝七郎様の二つの柱がもう抜けてしまったのだ。大廈たいかくつがえるとはこのことか」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人通りのない夕暮れ近い空気に、広いようようとした大河たいかを前景にして、そのやせぎすな姿は浮き出すように見える。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
渡良瀬川わたらせがわの利根川にがっするあたりは、ひろびろとしてまことに阪東ばんどう太郎の名にそむかぬほど大河たいかのおもむきをなしていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
大過たいかあらばその業は不適任な者としてみずから止むしかないが、小過は天もゆるしてくれよう、官兵衛もまたゆるすだろう。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
せつなるみ願いにより、日光お作事目付、貴殿にお頼み申しあげそうろう。何分、子々孫々ししそんそんにいたるまで光栄のおやくゆえ、大過たいかなきよう相勤めらるべくそうろう
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ギリシア劇はアレキサンドロスの東征のころから紀元後へかけて北インドや大夏たいかやペルシアで盛んに行なわれた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
大夏たいか旱魃かんばつに、もし籠城ろうじょうとなったおりは」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸えど民衆みんしゅうは、去年きょねん吉原よしわら大火たいかよりも、さらおおきな失望しつぼうふちしずんだが
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
はたして、その、このまち大火たいかこりました。そして、ほとんど、まち大半たいはん全滅ぜんめつして、また負傷ふしょうしたひとがたくさんありました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その時の景蔵の答えに、維新の見方も人々の立場立場によっていろいろに分かれるが、多くの同時代の人たちが手本となったものはなんと言っても大化たいかいにしえであった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
諸君! 不肖ふしょう久保井克巳くぼいかつみが当校に奉職してよりここに六年、いまだ日浅きにかかわらず、前校長ののこされた美風と当地方の健全なる空気と、職員諸氏の篤実とによって幸いに大瑕たいかなく校長の任務を尽くし得たることを満足に思っています、今回当局の命により本校を去り諸君とわかれることになったことは実に遺憾いかんとするところでありますが事情まことにやむを得ません。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
くきは直立し少数の茎葉けいよう互生ごせいし、初夏しょかこういただき派手はでやかな大花たいかが咲く。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「俺の画は死ねば値が出る」と傲語ごうごした椿岳は苔下たいかに会心の微笑をたたえつつ、「そウら見さっしゃい、印象派の表現派のとゴテ付いてるが、ゴークやセザンヌはっくに俺がやってる哩」とでも脂下やにさがってるだろう。
「はてな。こんなはずはないが。どうしたのかな。機械の故障かな。それとも博士がいつのまにか、ほんとうのサルに退化たいかしたんかしら」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「こうしておけば、しばらくは先生がここから逃げだしたこともごまかせるでしょう。X号は、先生がいつのまにか、サルに退化たいかしたと思ってびっくりしますよ。わっはっは」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今の世界は老屋ろうおく頽厦たいかの如し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)