“流域”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながれ25.0%
りうえき25.0%
りうゐき25.0%
りゅういき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その流域ながれを西南にとって五日余りも辿った時、いよいよ彼らの国土とも云うべき葡萄大谷ぶどうおおや大谿谷だいけいこくの入口にまで着いたのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
水源きて進行しんこう漸やく容易やうゐとなる、六千四百呎の高にたつすれば前日来経過けいくわし来れる所、歴々れき/\眼眸がんばうり、利根河の流域りうえきに属する藤原村の深山幽谷、まるで地図中の物となり、其山の広袤こうばう水の長程
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
千葉ちば埼玉さいたま、あの大河たいが流域りうゐき辿たど旅人たびびとは、時々とき/″\いや毎日まいにちひとふたツは度々たび/″\みづ出會でつくはします。これ利根とねわすぬまわすみづんでる。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その川の流域りゅういきには、広々とした草原が開け、それが大きな牧場になっていた。ところがこの谷に一群のおおかみがすんでいて、しきりに家畜かちくをあらす。