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おほかは
天満組とは北組の
北界になつてゐる
大川より更に北方に当る地域で、東は
材木蔵から西は
堂島の
米市場までの間、
天満の
青物市場、
天満宮、
総会所等を含んでゐる。
かねてぞ
千葉は
放たれぬ。
汨羅の
屈原ならざれば、
恨みは
何とかこつべき、
大川の
水清からぬ
名を
負ひて、
永代よりの
汽船に
乘込みの
歸國姿、まさしう
見たりと
言ふ
物ありし。
長し
大河の
水に
沈む
覺悟も
極めしかど
引れし
後ろ
髮の
千筋にはあらで
一筋に
逢ふといふ
日を
旅の身の
大河ひとつまどはむや
徐かに
日記の里の名けしぬ(旅びと)