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乘込
読み方 | 割合 |
のりこ | 60.0% |
のりこみ | 10.0% |
のりこま | 10.0% |
のりこむ | 10.0% |
のりこん | 10.0% |
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寄巳刻の太鼓を相待處へ
對の
先箱天鵞絨袋入の立傘等を持ち
緋網代の
乘物にて可睡齋城門へ
乘込來るゆゑ門番人下座を
外し給ふとは
卑怯なりと手引袖引萬八樓の
棧橋より家根船に
乘込せしが折節
揚汐といひ南風なれば忽ち吾妻橋をも打越え
眞乳沈んで
梢乘込と
彼端唄に
謠れたる山谷堀より一同船を
外し給ふとは
卑怯なりと手引袖引萬八樓の
棧橋より家根船に
乘込せしが折節
揚汐といひ南風なれば忽ち吾妻橋をも打越え
眞乳沈んで
梢乘込と
彼端唄に
謠れたる山谷堀より一同船を
此を
見ると、
私は
富札がカチンと
極つて、
一分で
千兩とりはぐしたやうに
氣拔けがした。が、ぐつたりとしては
居られない。
改札口の
閑也は、もう
皆乘込だあとらしい。