“乘掛”のいろいろな読み方と例文
新字:乗掛
読み方割合
のりか50.0%
のりかけ25.0%
のりかゝ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひと談話はなしではいま往昔むかしほど海賊船かいぞくせん横行わうかうははげしくはいが、其代そのかは往昔むかし海賊船かいぞくせん一撃いちげきもと目指めざ貨物船くわぶつせん撃沈げきちんするやうなことはなく、かならそのふねをもつて此方こなた乘掛のりかきた
大切に待遇もてなしけり夫より又半年程經過たち主用にて又々大坂へのぼり尼ヶ崎へも立寄たちよるべき事有りて金四百五十兩をあづかいそぎの旅なれば駕籠かごより乘掛のりかけが宜しと供人もわづか引連ひきつれてぞ登りける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
雲助は乘掛のりかゝりつゝ打のめしたるをりからに昌次郎は歸り來り拔手も見せず雲助が肩先かたさきふかく切付ればウンとたふれるを上臺は漸々やう/\起上おきあがり一息ほつとつき親子三人はかほを見合せ互ひに無事ぶじよろこびつゝやがて四傍を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)