“氣拔”の読み方と例文
新字:気抜
読み方割合
きぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これると、わたし富札とみふだがカチンときまつて、一分いちぶ千兩せんりやうとりはぐしたやうに氣拔きぬけがした。が、ぐつたりとしてはられない。改札口かいさつぐち閑也かんなりは、もうみな乘込のりこんだあとらしい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
坂上さかがみは、氣拔きぬけのしたさまに、大息おほいきほついて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)