“氣拔(きぬ)” の例文
新字:気抜
此(これ)を見(み)ると、私(わたし)は富札(とみふだ)がカチンと極(きま)つて、一分(いちぶ)で千兩(せんりやう)とりはぐしたやうに氣拔(きぬ)けがした。が、ぐつたりとしては居(ゐ)られない。改札口(かいさつぐち)の閑也(かんなり)は、もう皆(みな)乘込(のりこん)だあとらしい。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
坂上(さかがみ)は、氣拔(きぬ)けのした状(さま)に、大息(おほいき)を吻(ほつ)と吐(つ)いて
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)