“のりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乗込34.6%
乘込23.1%
乗越19.2%
乘越15.4%
乗組3.8%
矩子3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お駒は手軽に吹屋町に乗込のりこみました、が、宏大な屋敷の中に入って、幾十人の召使の中に立ちまじわると、今更いまさらお駒の美しさが目に付きます。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
かねてぞ千葉ちばはなたれぬ。汨羅べきら屈原くつげんならざれば、うらみはなにとかこつべき、大川おほかはみづきよからぬひて、永代えいだいよりの汽船きせん乘込のりこみの歸國きこく姿すがた、まさしうたりとものありし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
指示ゆびさす方を見ると、子爵邸の中から、塀を乗越のりこえて出てきた怪しの人影! しばらく四辺あたりを見まわしていたが、やがてひらりと通りへ跳びおりた。
黒襟飾組の魔手 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あなたにおわかれしてからの電車でんしやなかで、私は今夜こんやはじめて乘越のりこしといふ失敗しつぱいをしました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
しつはがらりといて、それでも七八にん乗組のりこんだらう。女気をんなげなし、たてにもよこにも自由じいうられる。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼の従妹の矩子のりこという二十三になる女が、毎日やって来て、妹のように看護していた。——だがそれらの三人には、どう考えても、拳銃提供の疑いはかけられそうになかった。
父の形見 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)