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乘越
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のりこ
意氣込んで
話をすると——
道理こそ……
三光社の
境内は
大變な
赤蜻蛉で、
雨の
水溜のある
處へ、
飛びながらすい/\と
下りるのが
一杯で、
上を
乘越しさうで
成らなかつた。
あなたにお
別れしてからの
電車の
中で、私は
今夜はじめて
乘越しといふ
失敗をしました。
一
米突——二
米突——三
米突——
端艇ならば
少くも
半艇身以上我が
船を
乘越した。
はつと
思つたが、
一向平氣で、
甲府か
飯田町へ
乘越すらしい。