“のっこし”の漢字の書き方と例文
語句割合
乗越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森林の領域から解放されたこの乗越のっこしは、風や霧の通り道だけでなく北国の鉛色の冬足に追われたツグミの群れが、南信濃から太平洋岸にかけて明るい生活を求めて渡る間道の一つでもあるのだ。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
谷の突き当りは鬼ヶ岳から東南に延びた山脚が東北に転向する屈曲点で、谷もまたそれに連れて同じ方向に転じている。其処そこに小さな乗越のっこしがあってイタヤ峠の名がある。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
小窓の雪渓は東から登っても西から登っても楽であるから、劒沢から、伊折方面へ、又は伊折から劒沢へ入り込むには、早月川を上下して別山乗越のっこしを登降する迂路よりもはるかに便利である。
越中劒岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)