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地勢
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ちせい
ふりがな文庫
“
地勢
(
ちせい
)” の例文
慶州
(
けいしゆう
)
には
周圍
(
しゆうい
)
に
低
(
ひく
)
い
山
(
やま
)
があつて、
一方
(
いつぽう
)
だけ
少
(
すこ
)
し
開
(
ひら
)
けてゐる
地勢
(
ちせい
)
は、ちょうど
内地
(
ないち
)
の
奈良
(
なら
)
に
似
(
に
)
て、まことに
景色
(
けしき
)
のよいところであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
柴田権六
(
しばたごんろく
)
に
召使
(
めしつか
)
われていたころは、つねに、
攻
(
せ
)
めようとする
敵地
(
てきち
)
へ先へはいって、そこの
地勢
(
ちせい
)
水理
(
すいり
)
をきわめておくのが自分の仕事であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蒲原
(
かんばら
)
郡の
新潟
(
にひがた
)
は北海第一の
湊
(
みなと
)
なれば福地たる
㕝
(
こと
)
論
(
ろん
)
を
俟
(
また
)
ず。
此余
(
このよ
)
の
豊境
(
はうきやう
)
は
姑
(
しばらく
)
略
(
りやく
)
す。此地皆十月より雪
降
(
ふ
)
る、その
深
(
ふかき
)
と
浅
(
あさき
)
とは
地勢
(
ちせい
)
による。
猶
(
なほ
)
末
(
すゑ
)
に
論
(
ろん
)
ぜり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
大櫛今又大串と
改稱
(
かいせう
)
して東茨城郡に屬せり。
地勢
(
ちせい
)
に由つて考ふるも「其所食具、積聚成岡」と云ふ文に由つて考ふるも、此地に貝塚有りしは事疑ふべき
理由
(
りゆう
)
無し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
臺地
(
だいち
)
の
畑
(
はたけ
)
は
黄白
(
くわうはく
)
相
(
あひ
)
交
(
まじ
)
つて
地勢
(
ちせい
)
の
儘
(
まゝ
)
になだらかに
起伏
(
きふく
)
して
鬼怒川
(
きぬがは
)
の
土手
(
どて
)
に
近
(
ちか
)
く
向方
(
むかう
)
へ
低
(
ひく
)
くこけて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
山
(
やま
)
の
裾
(
すそ
)
を
切
(
き
)
り
開
(
ひら
)
いて、一二
丁
(
ちやう
)
奧
(
おく
)
へ
上
(
のぼ
)
る
樣
(
やう
)
に
建
(
た
)
てた
寺
(
てら
)
だと
見
(
み
)
えて、
後
(
うしろ
)
の
方
(
はう
)
は
樹
(
き
)
の
色
(
いろ
)
で
高
(
たか
)
く
塞
(
ふさ
)
がつてゐた。
路
(
みち
)
の
左右
(
さいう
)
も
山續
(
やまつゞき
)
か
丘續
(
をかつゞき
)
の
地勢
(
ちせい
)
に
制
(
せい
)
せられて、
決
(
けつ
)
して
平
(
たひら
)
ではない
樣
(
やう
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたくし
)
は
幾度
(
いくたび
)
か
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
きかけたが、
此時
(
このとき
)
大佐
(
たいさ
)
の
顏色
(
がんしよく
)
は、
私
(
わたくし
)
が
突然
(
にはか
)
に
此事
(
このこと
)
を
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
し
兼
(
か
)
ねた
程
(
ほど
)
、
海圖
(
かいづ
)
に
向
(
むか
)
つて
熱心
(
ねつしん
)
に、
頓
(
やが
)
て
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
と、
其
(
その
)
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
のに
會
(
あひ
)
合
(
あ
)
ふべき
筈
(
はづ
)
の、
橄欖島
(
かんらんたう
)
附近
(
ふきん
)
の
地勢
(
ちせい
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
これは
地勢
(
ちせい
)
のしからしむるところで、かつ鉄道が通じているので、すなわち「東京」がこの線路によって武蔵野を貫いて直接に他の範囲と連接しているからである。僕はどうもそう感じる。
武蔵野
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
蒲原
(
かんばら
)
郡の
新潟
(
にひがた
)
は北海第一の
湊
(
みなと
)
なれば福地たる
㕝
(
こと
)
論
(
ろん
)
を
俟
(
また
)
ず。
此余
(
このよ
)
の
豊境
(
はうきやう
)
は
姑
(
しばらく
)
略
(
りやく
)
す。此地皆十月より雪
降
(
ふ
)
る、その
深
(
ふかき
)
と
浅
(
あさき
)
とは
地勢
(
ちせい
)
による。
猶
(
なほ
)
末
(
すゑ
)
に
論
(
ろん
)
ぜり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
山の
地勢
(
ちせい
)
と日の
照
(
てら
)
すとによりてなだるゝ
処
(
ところ
)
となだれざる処あり、なだるゝはかならず二月にあり。
里人
(
さとひと
)
はその時をしり、処をしり、
萌
(
きざし
)
を
知
(
し
)
るゆゑに、なだれのために
撃死
(
うたれし
)
するもの
稀
(
まれ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
唐土
(
もろこし
)
と日本とをおつからめて火井の
最
(
さい
)
第一といふべし、是を見たる事越遊の一
奇観
(
きくわん
)
なり。唐土に火井の
在
(
あ
)
る所北の
蜀地
(
しよくち
)
に
属
(
しよく
)
す、日の本の火井も北の越後に在り、
自然
(
しぜん
)
の
地勢
(
ちせい
)
によるやらん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
唐土
(
もろこし
)
と日本とをおつからめて火井の
最
(
さい
)
第一といふべし、是を見たる事越遊の一
奇観
(
きくわん
)
なり。唐土に火井の
在
(
あ
)
る所北の
蜀地
(
しよくち
)
に
属
(
しよく
)
す、日の本の火井も北の越後に在り、
自然
(
しぜん
)
の
地勢
(
ちせい
)
によるやらん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“地勢”の意味
《名詞》
地 勢(ちせい)
(地理) 地域、土地についての起伏の状況のこと。
(出典:Wiktionary)
“地勢”の解説
地勢(ちせい)とは、地表面の垂直方向、水平方向の広がりの様相の事である。
(出典:Wikipedia)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“地”で始まる語句
地
地面
地方
地上
地獄
地震
地下
地主
地平線
地味