“浅黄繻子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさぎじゅす80.0%
あさぎじゆす20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それじゃ、まるで年増に見えてしまいます、浅黄繻子あさぎじゅすや濃い化粧にうつりよくするにゃ、どうしても、こう来なくッちゃなりません」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんな山が屏風びょうぶをめぐらしたようにつづいた上には浅黄繻子あさぎじゅすのように光った青空がある。
槍が岳に登った記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
姉は水色、母は白です。男作をとこづくりと云つて小い時から、赤気の少い姿をさせられて居る私等のやうな子のさせられる帯は、浅黄繻子あさぎじゆすと大抵決まつて居ました。襦袢のえりもそれです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)