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浅黄繻子
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あさぎじゅす
ふりがな文庫
“
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)” の例文
「それじゃ、まるで年増に見えてしまいます、
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
や濃い化粧にうつりよくするにゃ、どうしても、こう来なくッちゃなりません」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんな山が
屏風
(
びょうぶ
)
をめぐらしたようにつづいた上には
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
のように光った青空がある。
槍が岳に登った記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
窓より見晴らす初夏の空あおあおと
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
なんどのように光りつ。見る目
清々
(
すがすが
)
しき
緑葉
(
あおば
)
のそこここに、
卵白色
(
たまごいろ
)
の栗の花ふさふさと
満樹
(
いっぱい
)
に咲きて、
画
(
えが
)
けるごとく空の
碧
(
みどり
)
に映りたり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
縫い上がって来たのを見ると、けばけばしい、小袖と、その上になる
裃
(
かみしも
)
に
袴
(
はかま
)
は、おあつらえの
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
に金糸の
縫
(
ぬ
)
い紋です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金
(
きん
)
の
元結
(
もとゆい
)
が
前髪
(
まえがみ
)
にチラチラしている、
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
の
襟
(
えり
)
に、
葡萄色
(
ぶどういろ
)
の
小袖
(
こそで
)
、
夜目
(
よめ
)
にもきらやかな
裃
(
かみしも
)
すがた——そして
朱房
(
しゅぶさ
)
のついた
丸紐
(
まるひも
)
を、
胸
(
むね
)
のところで
蝶
(
ちょう
)
にむすんでいるのは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
浅黄繻子
(
あさぎじゅす
)
の
裃
(
かみしも
)
に
厚化粧
(
あつげしょう
)
をした嵐粂吉になってみるのも面白いかも知れない。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
繻
漢検1級
部首:⽷
20画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“浅黄”で始まる語句
浅黄
浅黄色
浅黄裏
浅黄幕
浅黄木綿
浅黄縮緬
浅黄無垢
浅黄地
浅黄服
浅黄鼠