“浅黄幕”の読み方と例文
読み方割合
あさぎまく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とともに浅黄幕あさぎまくを切っておとし、本釣ほんづりの鐘をごーんときかせたいところであるが、生憎あいにくそんなものは用意がしてなくて、ただ聞えるは、草の根にすだく虫の音ばかり
第四次元の男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その背後うしろ浅黄幕あさぎまくの間から、ビックリ人形じみた女たちの顔が、重なり合って覗いている。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
舞台の上方、一文字幕いちもんじまくかげには、蜘蛛手くもでになって、あらゆるからくり仕掛けが張りめぐらしてある。浅黄幕あさぎまくの太い竹竿たけざお、照明の電球を取りつけたたな、本雨の水道管、紙の雪を降らせるかご
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)