“牧歌的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼくかてき33.3%
ぼっかてき33.3%
イディリッシュ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃ、ちょっと、その音響を出してみますよ。たいへん奇妙な調子の音ですが、よく耳を澄ましてきいていると、なにかこう、牧歌的ぼくかてきな素朴な音色があるのです」
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「どうです、この牧歌的ぼっかてき音色ねいろは……」
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうしてそこには、確かに、我々の心の一角に触れる淡い情趣が生かされている。すなわち牧歌的イディリッシュとも名づくべき、子守歌を聞く小児の心のような、憧憬あこがれと哀愁とに充ちた、清らかな情趣である。
院展日本画所感 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)