“うまかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬飼54.5%
宇合18.2%
圉人9.1%
掌馬人9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また不思議にこの捨松は馬をあつかうことが上手で、まだ年もいかない癖に、どんなかんの強い馬でも見ごとに鎮めるというので、大勢の馬飼うまかいのなかでも褒め者になっている。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
各々家をたて、武智麻呂むちまろを南家、房前ふささきを北家、宇合うまかいを式家、麻呂を京家と称し、各々枢機に参じてゐた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
いずれも腹巻や籠手こてすね当てをし、槍や長柄などをひっさげた、雄々しく物々しい連中であったが、しかしそれらは武士ではなく、禰宜ねぎ、修験者、陰陽師、屠児えとり、人相見、牙僧すあい圉人うまかい
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
掌馬人うまかいかの馬決して病まずと答え、厩へ往きて馬にむかい、汝は瓦師方にありて碌に食料をくれず骨と皮ばかりにせて困苦労働したるに
何人なんぴとか 敢てきこりうまかいせん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)